ハムスターが食べて良い食品とダメな食品―――。
そのハムスターの主食はペレットですが、毎回同じだと飽きてくる。
きっとそう、ハムスターは実は美食家なんです。
同じ物をずーっとは食べ続けないですし、そう手で渡しても受け取らなことだってある。
今回はハムスターに与えて良い野菜・与えてはいけない野菜など、ご飯に関する情報をお伝えします。
ペレットだけではないおやつをあげたいところですが、中には食べると危険な野菜もあります。
この記事ではこんなことを解説しています
危険な野菜を見わけるコツ 3選
1. ハムスターにとって毒かどうか
食べ物の中には人間にとっては消化できるものでも、ハムスターは分解酵素をもっていないため、
毒になる場合があります。
2. 栄養があるか
栄養があることは重要です。
ハムスターはとても体の小さい動物なので、すぐにお腹がいっぱいになってしまいます。
栄養がないものを与えると、結果的に必要な栄養素が取れなくなる場合があります。
3. 高カロリーすぎないか
高カロリー過ぎる食べ物はあまりよくありません。
高カロリーな食事を続けるとハムスターの病気の原因にもなります。
ハムスターは主食のペレットと、副食の野菜や果物などを食べることで、健康を保つことができます。
ハムスターが積極的に摂取したい2つの食品
1. ブロッコリースプラウト
ブロッコリースプラウトには、スルフォラファンという物質が含まれていて、ガンの原因物質を無毒化、
さらには活性酵素を撃退する力を持っています。
普通にスーパーなどでも販売していますが、ネットでも購入可能です。
2. ミルワーム
ゴミムシダマシ科のチャイロコメゴミムシダマシの幼虫で、良質な動物性たんぱく質を持っているのでオススメです。
脂肪分も高いので、与える量は1回につき1~2匹。
週に2~3回が目安です。
ハムスターに与えてはいけない食べ物
与えてはいけないネギ類
・玉ねぎ
・長ネギ
・アスパラガス
・アサツキ
・ニラ
・ラッキョウ
・ワケギ
貧血や腎不全を引き起こす
玉ねぎなどのネギ類には、アリルプロピルジスルフィドという有機硫黄化合物が含まれています。
ネギ類といえば、犬や猫に与えるのもだめだと言われていますが、これはハムスターにも当てはまります。
ネギ類は人間以外の動物には有害性が高い場合が多いのです。
アリルプロピルジスルフィドは、赤血球を壊す働きがあり、ハムスターをそれを処理することができません。
そのため食べてしまうと、中毒を引き起こしてしまい、おう吐や下痢などの症状が出ます。
アリルプロピルジスルフィドは、加熱しても残るため、どのような与え方もできません。
貧血や腎不全になってしまうので、少量でも与えないようにしましょう。
与えてはいけない野菜
・芽キャベツ
・アボカド
・ごぼう
・じゃがいもの葉と芽
・トマトの葉と茎
・ワラビ
・れんこん
この中で注意したいのが、芽キャベツです。
キャベツはハムスターの副食として人気NO1ですが、芽キャベツはゴイトロゲン(グルコシノレート)が多量に含まれています。
与えてもただちに影響があるのではなく、長期的に副食していると、成長に欠かせないヨードが不足してしまし、甲状腺肥大やホルモンバランスの乱れ、腫瘍につながる危険性があります。
アボカドも危険な食べ物で、ペルジンという成分が中毒を引き起こし、下痢・呼吸困難・肺水腫を引き起こします。
猫ほどの体の大きさでも少量で重篤な症状を起こすので、間違ってかじってしまわないようハムスターの近くには置かないでおきましょう。
では、果物はどうでしょう??
与えてはいけない果物
・りんごの種子
・ももの樹皮と葉
・さくらんぼ
・あんず
・びわ
・柿
・栗
・グレープフルーツ
・パイナップル
中毒症状
果物にはアミグダリンやエムルシンなど、ハムスターが中毒症状を引き起こす成分が含まれています。
未成熟の実も危険で、とくに山やお庭で採れた果物は気を付けましょう。
与えていい食べ物でも、種はとってから与えるのがベストです。
では、飲み物はどうでしょう?
与えてはいけない飲み物
・牛乳
・お茶
・コーヒー
・紅茶
・ジュース類
・ココア
水以外は与えないようにしよう
基本的に、ハムスターには水以外与えてはいけません。
牛乳に関しては、ハムスターは大人になると、子供のころと違って乳糖を分解できなくなります。
飲ませると下痢をしてしまうので、お母さんハムスターからミルクを貰う以外は、与えないようにしましょう。
お茶や紅茶に関しては、カフェインやタンニンが含まれており、これもハムスターには有害物質になります。
麦茶のようなそれらの成分が入っていない飲み物でも、自然界で飲むものではないのでNGです。
とくに注意したいのがココアで、ココアにはハムスターに有毒性が強いキサンチンアルカロイド(テオブロミン)が含まれています。
飲んでしまうと頻脈や呼吸速拍・筋肉が硬直して、発作や神経症状が出て、最悪の場合心不全から昏睡を引き起こします。
犬や猫と違い、ハムスターは体が小さすぎるため、吐き出させるということができないそうです。
しっかりとした知識を身に着け、迷ったときは確認するようにしています。
手遅れになる前に、ハムスターが誤飲してしまう環境を防ぐのも大切です。
では、では、より良いハムスターライフを。