フクロモモンガの繁殖について知ろう―――。
今回はフクロモモンガの繁殖についてです。
フクロモモンガの生態から成熟して繁殖へ向かう過程をプロの観点から
説明していきます。
フクロモモンガの繁殖自体は、難しいものではありませんが、気を付けるべき点はあるので、繁殖についての知識を身に付けていきましょう。
それでは早速行ってみよう♬
この記事ではこんなことを解説しています
フクロモモンガの繁殖前に知っておくべきこと
フクロモモンガは、皮膜を使い空を滑空することのできる動物です。
警戒心の強い動物ですが、離乳前後から人の手で育てられたフクロモモンガは、人に良く懐いてくれます。
鳴き声に特徴があり、数種類の鳴き方があり、鳴き方によってその時の機嫌が分かります。
フクロモモンガの基本情報
分類:哺乳綱 双前歯目 フクロモモンガ科 フクロモモンガ属 有袋哺乳類
和名:フクロモモンガ
英名:sugar glider
体長:16cm~21cm
体重:90g~150g
寿命:約15年
雌雄は、下記に記入
詳しい生態はこちらでご確認ください。
➡5分でわかるフクロモモンガの達人が教える!フクロモモンガの生態と特徴 8選
フクロモモンガの種類って
ペットショップで売られてるノーマル種ですが、『クラシック』と呼ばれています。
柄の特徴は、お腹が白・背中が灰色、背中や目元が黒い柄をしています。
『モザイク』は、クラシックの色がベースの少し薄い色をした者もいます。
『アルビノ』赤めに全身が白色。
などがいます。
オスとメスの判別
オス・・成熟してくると頭部が臭腺が発達し、メスを寄せ付けるために毛が薄くなります。
ぱっと見円形脱毛症に似ています。
メス・・オスと違いメスにははげが見当たりません。
お腹には育児嚢と言われる袋があります。
なので、見た目で雄雌の判別は容易に行えます。
フクロモモンガは懐くのか・・?
基本的に懐きます。と言っても飼育状態にもよりますが、、。
私が飼い始めたときは、その子はペットショップで購入したんですが、来て1年は経過していました。ずっと、ペットショップのケースの中で育てられていました。ネットでフクロモモンガの事詳しく調べてみてもなるべく早い段階で飼わないと・・など書かれていました。
だから、みんな若い子の方を飼っていくんだろうな。じゃこの子はいつ新しい家族の元へ行けるんだろう。
この子とあったのが何かの縁でした。と考え、購入しました。
すごいやんちゃっこで、ちゃんと懐いてくれましたよ。
足音なんかがするとちゃんと待ち伏せして、出迎えてくれました。
すごくかわいかったですね。最初にそんな仕草してくれた時は。威嚇音も鳴らさなかったのが不思議なくらいでしたw。
なので、懐いてくれます。
ではそんな懐く飼い方のコツはこちらです。
➡フクロモモンガのコミュニケーションで変わる絆!プロ直伝ここまで懐く驚きの2つの方法
フクロモモンガの繁殖!妊娠兆候・出産について知識を深めよう
フクロモモンガは、飼育下では、1年中繁殖は可能です。
できたら、春から秋の期間にすると子育てしやすいです。
子供が親から離れると、また、次の妊娠が可能ですが、母体を思うのであれば、半年くらいは期間を開けるとよいようです。
妊娠時期・発情周期をしっかりと理解すること、そうすることによって、母子ともに健康に負担をあまりかからずに育てることができるでしょう。
妊娠が分かったら、ストレス軽減対策をしよう
なにより、母親にストレスを与えないようにしましょう。
気を付ける点は、ご飯の量。いつもの1.5倍くらいに量を増やすこと、そして、ミルワームなどのたんぱく質、そしてカルシウムの栄養を摂取してもらいましょう。
赤ちゃんが生れたら、人間の匂いも付けたり、しないように気を配りましょう。
繁殖が可能になる性成熟
オス:12か月 (1歳)
メス:8~15か月 (約2歳までに性的成熟)
メスが交尾を受け入れる発情周期
29日
繁殖行動
繁殖期になると、オスはメスの胸に額をこすり付けます。
逆にメスは、オスの胸にある香腺に頭を擦り付けて受け入れます。
この頃になると、オスはキャンキャン犬のような鳴き声を上げます。
メスを誘ってるんですね。
妊娠期間
16日細かく言うと10日から16日に程です。
産まれた赤ちゃん
重さは0.2グラムほどです。
赤ちゃんが生まれると母親は、育児嚢までの道をペロペロ舐めて誘導します。
赤ちゃんが、舐めた匂いを嗅いで辿り、育児嚢に入るためです。
育児嚢の子の滞在期間
母親の匂いを頼りに袋に入り、その中でおっぱいを飲んで育ちます。
袋の中にいる期間は、70日~74日と言われています。(そのうち40日間は乳頭吸着期間)
乳頭吸着期間とは・・生れた子供が自力で乳頭に吸い付いて、外れなくなる期間の事。
離乳
120日と言われています。
この期間中にも育児嚢と外へは行き来します。親にしがみついてる姿が可愛い時期です。赤ちゃんは袋から出て、10日ほどで目が開き、その後7日ほどで離乳していきます。
ハウスの中で、母親と共に暮らします。
産まれる子いの数
2匹ほど
育児嚢から出てきたときには、ミルクを与えなくてはなりません。人が育てる場合になりますが・・。
ミルクの回数や量は赤ちゃんの大きさによって変わってきます。
生後間もないころは、3時間おきに1回0.5mlくらい上げ、その時の様子をしっかり観察し、成長に合わせてミルクの量を調節しましょう♬
まとめ
フクロモモンガの繁殖は、難しいことではありません。
ただ、繁殖についての正しい知識がないと産んだ後に何かしらの悲惨と思える出来事が起きないとも限りません。
しっかりと知識を得たうえで、行いましょう。
繁殖のさせすぎも禁物ですよ。